KTC GROUP50th

外装リフォーム事業・小池恵さんが
”人生の後輩たち”に伝えたい
「真に優しい人」と「楽しむ気持ち」とは?

2023.02.07

外装リフォーム事業 小池恵さん

教育サービス事業に入社をした小池恵さんは、さまざまなキャリアを経て、現在は外装リフォーム会社の営業所長をしています。おおぞら高校のみらい実学プロジェクトにも、社会人講師として参加しました。若くしてキャリアを積み上げた彼女には、”人生の後輩たち”につなぎたい想いがありました。

小池さんの経歴を教えてください。

 2011年に教育サービス事業へ新卒で入社しました。教材販売の営業職を経験後、オンライン指導塾の立ち上げにも携わっていました。当時KTCグループ内で新しく外装リフォーム事業が立ち上がり、のちに自分も異動しました。それからずっと営業社員として働いていましたが、2022年1月からはさいたま本社の営業所長を任せてもらっています。マネジメントや若手社員育成を行い、営業技術の向上はもちろんのこと、社員のメンタルフォローやキャリア形成のサポートをしています。

昨年末には社会人講師として、おおぞら高校の生徒へ授業を行いました。どんな想いで授業を担当しましたか?

 「生徒たちの心が少しでも軽くなればいいな、生きるのが楽になればいいな」という想いでした。私自身、学生時代に辛い思いをすることも多かったんです。大人になってからのほうが、生きるのが楽にもなりました。ただ今になって思い返すと、その辛かった時代もとても良い経験だったと感じています。そういう経験や想いが少しでも伝わったら良いな、と思っていました。

おおぞら高校の生徒たちには、どんな人になってほしいですか?

 ”相手のことを考えられる優しい人”になってほしいです。真に優しい人は、器が広くて、さまざまなことを受け止められる強さがある人だと考えています。そのためには、自分自身が多くの経験や感性、価値観を持っている必要があります。それが無いと、受けとめ方が偏ってしまうんですよね。

 社会に出ればもちろん困難や壁もあります。全く知らない事柄だと大きな壁に見えてしまうんですよ。経験や感性を広く持っていれば、それが小さな壁に感じる。価値観や感性は広く、しっかり持っていたほうが良いです。そのほうが社会に出た時に辛いと感じることが減ると思います。

おおぞら高校のみらい実学プロジェクトにて授業を担当

普段の仕事(営業所長の仕事)とのつながりはありましたか?

 よく知らないから不安で悩んでいる点は、高校生も若手社員も一緒でしたね。今回の授業では、生徒の悩みをお互いに共有し、一緒に対応策を考えるワークを設けました。授業後の感想では、「同じような悩みをたくさん持ってる生徒が意外といて、少し気が楽になりました」という声が多かったです。やはり周りも一緒だと知ることができると、安心できますよね。

 若手社員も一緒だと感じています。特に新入社員は社会人0才なので、何も分からなくて当たり前、何も知らないから「しんどい、辛い」と感じてしまうのが当たり前だと思っています。壁を乗り越えたら楽しい世界があることを知らないから、「もう無理だ」と早々に判断してしまう場合が多いです。
 だからこそ所長業務では、ゆっくり時間を使って話を聞いて、一緒に解決に向けて考えることを大切にしています。さまざまな立場や職種の社員の話を聞くことは、本当に大事ですよね。それと同時に、私の感性も広げ続けなければいけないと思っています。

今後のビジョンややりたいことを教えてください。

 まずは今回のような他サービスとの合同プロジェクトを若手社員にも経験させてあげたいですね。KTCグループは、ビジョンやキャリアを選べる環境です。いろいろな所でつながっていれば、今の仕事に活きてくると思います。目の前の仕事を頑張ったら、自分のキャリア形成にもつながっていきます。事業内の縦のつながりだけでなく、他のサービス・会社との横のつながりをもっと増やしていきたいですね。男女問わず長く働けて、自分のキャリアを叶えていける環境を、さらにつくっていきたいです。

 ちなみに、みらい実学プロジェクト運営担当のおおぞら高校の佐藤さんは、教育サービス事業時代の後輩です。プライベートでご飯を食べにいく仲なんです。今は別々のサービス事業でお互い働いているので、まさか再び一緒の仕事に取り組むとは思いもしませんでした。これもKTCグループならではの素敵なところですね。

おおぞら高校・みらい実学プロジェクト担当の佐藤さん(左)と小池さん(右)
事業を超えて、協力して高校生へバトンをつないでいる

KTCグループは「明日へのバトンを、今。」をパーパススローガンに掲げています。今後はどのようなバトンをつないでいきたいですか?

 現在育成に携わっている社員、特に若手女性社員に、「私のキャリア(営業所長)は難しいことじゃないよ」と伝えたいですね。女性がマネジメントの立場になることを、難しいとか、大変そうと捉える方もいると思うんですよ。実はそうじゃなくて、男女関係なく誰でもチャンスはあります。「大丈夫。あなたもできるよ!頑張れ!」というバトンを渡していきたいです。

小池さんにとって「バトン」とはなんですか?

 何事も楽しむ気持ちです。不安や心配事もあるだろうけど、多少大変なことがあってもやり遂げれば、その先に楽しいことがある場合がほとんどです。面白がって、楽しむ気持ちをつないでいきたいです。

人生の後輩たちへ、楽しむ気持ちを伝えていく
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