KTC GROUP50th

KTCグループの教育を世界へ。
明倫ゼミナール元生徒・高橋亮太さんの想いと夢

2025.03.17

ナビ個別指導学院 販売会社勤務 高橋亮太さん

KTCグループを支える仕組みのひとつに「KTC協育プラットフォーム」があります。立場やサービスを超えて人が循環し、お互いに協力し合うことで、日々成長の機会を提供し続けています。
今回紹介するのは、中学時代に明倫ゼミナール(教育サービス事業)の生徒だった高橋亮太さん(2021年入社)。大学時代は明倫ゼミナール・ナビ個別指導学院のアルバイト講師を経験し、その後ナビ個別指導学院の販売会社に新卒入社しました。現在は営業所長を務めています。元生徒・講師だった高橋さんだからこそ提供できる付加価値とは?その想いと夢に迫ります。

明倫ゼミナールに通っていたときの思い出を教えてください。

 仲の良かった友人の紹介で、中学校3年生のときに明倫ゼミナール日進校(愛知県日進市)に入塾しました。体験授業がとても面白かったからです。受験合宿にも参加して、当時は一日中勉強していましたね。勉強なんてもちろん好きではなかったのですが、明倫ゼミナールで受ける授業は面白くて、不思議と楽しく勉強できたことが印象に残っています。
 高校受験後は一旦退会しましたが、高校3年生から再び自習室に通い始めました。先生たちの「普段は優しいけど、必要があれば厳しく指導もしてくれるところ」が居心地が良く、また明倫ゼミナールに戻ってきました。私にとっては塾というよりは、先生とコミュニケーションがとれる「勉強部屋」みたいな場所でしたね。大学受験も明倫ゼミナールで勉強に励み、無事第一志望に合格できました。

大学入学後、講師のアルバイトを始めたきっかけは何でしたか?

 大学受験期に当時の校長から「受験が終わったらうちで働かないか?」と誘われたからです。先生たちと一緒に働ける環境に安心感があったため、大学入学直後から講師のアルバイトを始めました。そのとき日進校は明倫ゼミナールとナビ個別指導学院の併設校だったので、集団・個別両方の指導を担当していました。ときにはハイレベルな受験コースを担当することもあり、授業準備も一生懸命やっていましたね。それも含めて楽しかったです。生徒たちが「分かりやすい」と言ってくれ、勉強に前向きになってくれる姿を見れることにやりがいを感じていました。他にも飲食店のキッチンスタッフのアルバイトをしたり、海外留学に2回行ったりして、大学生活を満喫していました。

就職先にKTCグループを選んだ理由を教えてください。

 大学では国際教養学部に在籍しており、グローバルな仕事に関心が強かったので、海外赴任や商社勤務を志望していました。ただ大学4年時(2020年)にコロナ禍に突入し、希望業種での就職活動が頓挫してしまったんです。そんなとき、生徒時代からお世話になっている杉浦太一郎先生(現在は東振ゼミナール責任者)からKTCグループの紹介を受けました。グループのさまざまなサービスや部署が掲載されている資料を見せてもらい、「塾だけでなく海外事業もやっている」と説明してくれました。KTCグループの多様性や規模感に惹かれて興味を持ったのが、最初のきっかけです。
 
 就職活動前は「海外の貧困や不平等な問題に対して、何でもいいから手伝いがしたい」という漠然とした想いを持っていました。ただ、コロナ禍でしばらく海外勤務ができなくなり、日本で何をするかと考えたときに一番惹かれたのが「教育」でした。子どもたちが勉強を頑張れる”きっかけ”を作ることができるのであれば、やりがいを持って働けそうだと思ったんです。あとはやっぱり、杉浦先生をはじめとした先生方の人柄に惹かれたからです。”アルバイト経験を通じたやりがい”と”働く人”に魅力を感じて、ナビ個別指導学院の販売会社に就職することを決めました(当時明倫ゼミナールの新卒採用の実施なし)。

入社後は営業職で順調に結果を出し、2024年11月から営業所長になりました。入社前に思い浮かべていたキャリア形成とは違いますよね?

 そうなんです。ありがたいことに2024年11月(入社4年目の秋)から、営業所長に就かせてもらっています。入社1年目のときに「新人チャレンジコンテスト」という営業コンテストで1位を取ったのですが、そのときからいつかは営業所長を経験したいと考えていました。そのため、お声がけをいただいたときに迷わず「やらせてください」と返答しました。
 正直入社前は、できる限り早く海外事業に異動したいと思っていました。ただ周りの先輩方から営業の楽しさを教えてもらい、「まだ次の部署に異動するのはもったいない」と思うようになりました。まだまだこの営業職で学べることは多いので、ひとしきり学んでから他の事業に挑戦しても遅くないと考えています。

高橋さん(右)が所長を務めるナビ個別指導学院 販売会社 広島営業所のスタッフたち

元生徒・講師だった高橋さんだからこそ、お客様に提供できることは何ですか?

 自分の経験として、明倫ゼミナールやナビ個別指導学院の良さを知っています。生徒目線でリアルな言葉を届けられることは、お客様にも喜んでもらっていると感じます。子どもたちには「先生も通っていたんだよ」と伝えています。
 明倫ゼミナールに通っていたころは割と内向的で、仲の良い友人としかコミュニケーションが取れないタイプの子どもでした。それでも、杉浦先生や他の先生方がフレンドリーに話しかけてくれました。大人と気安く話せる関係が初めてで、子どもなのに大人と対等に親密に話せることが本当に嬉しかったんです。お兄ちゃん・お姉ちゃんがたくさんできた気持ちになったことをよく覚えています。
 今営業職で関わっている生徒さんの中にも、コミュニケーションが苦手な子もいると思います。私は自分の経験談をもとに、そういった生徒にも気さくにフレンドリーに話しかけています。「大人ってお堅いだけじゃないんだ」と知ってもらいたいですね。大人と関わることが楽しくなれば子どもたちの世界も広がると思うので、そこを意識して営業活動を行っています。

今後の夢を教えてください。

 営業所長に就任したばかりですので、まずは営業所長として精一杯励みたいと思います。尊敬できる先輩方がたくさんいるので、その方々に少しでも近づけるようにマネジメント力やリーダーシップ力、営業力を磨いていきます。
 そして将来的には海外事業に携わりたいと考えています。塾業界で仕事をしているうちに「やっぱり教育ってすごくいいな」と実感するようになりました。海外の教育関連の仕事にいつかチャレンジしてみたいです。「世界が少しでも平等になればよい」という想いで仕事をしているので、質の高い教育を世界の皆さんに届けるお手伝いをしたいと考えています。

KTCグループは「明日へのバトンを、今。」をパーパススローガンに掲げています。高橋さんのつなぎたいバトンは何ですか?

 私がまさにそのバトンをつながれた人間だと感じています。私にとってバトンとは「想い」です。塾業界で営業職をしていると、勉強が苦手な子や自分だけでは取り組めない子どもたちにたくさん出会います。そういった子どもたちの背中を押してあげられる想いをつないでいきたいと思います。

生徒・講師時代お世話になった杉浦太一郎さんからのバトンメッセージ

 人との出会いは一期一会といいますが、教育者としてひとりの生徒と長い期間かかわらせていただく中で、生徒本人にとってターニングポイントとなるタイミングに寄り添えることは大変ありがたいことだと思います。あのコロナの時期に亮太さんと将来のことについて話し合えたこと、そして明倫ゼミナールで育った亮太さんの活躍を誇りに思っております。教育は人と人とのつながりが大切だと考えております。亮太さん、未来のKTCグループのリーダーとして新たなバトンをつなぎ、これからも活躍してください。

杉浦太一郎さん(現在 東振ゼミナール責任者)

明倫ゼミナールの生徒から、明倫ゼミナール・ナビ個別指導学院の講師を経て、現在教育サービス事業の営業職に励む高橋さん。たくさんの出会いやつながりを通して、高橋さんの想いや夢が変化しながらもより明確化されていったのが感じられました。ぜひこれからも想いのバトンをどんどんつないでいってほしいですね。

Page Top