KTC GROUP50th

KTCファシリティーズがアイン保育園で
「建築材料で木琴づくり」を開催。
子どもたちが得た「発見」とは?

2024.06.28

5歳児のハローワーク@職人編「建築材料で木琴づくり」

建築設計・リフォーム施工を行うKTCファシリティーズが、同じくKTCグループが展開するアイン保育園の園児に向けて ”5歳児のハローワーク@職人編「建築材料で木琴づくり」” を開催しました。「5歳児のハローワーク」とは、子どもの将来の夢を体験から広げようと、様々な職業を体験型で提供するアイン保育園の取り組みです。今回は子どもたちに様々な「発見」の場を提供する目的で、KTCファシリティーズとアイン保育園が連携して開催されました。

5歳児のハローワーク@職人編「建築材料で木琴づくり」とは

 今回のワークショップでは建築材料を使った木琴づくりを実施。子どもたちに「知る楽しさ」「作る楽しさ」「奏でる楽しさ」を感じてもらうことを目的に企画しました。木琴づくりに使用した建築材料は、KTCファシリティーズの外壁リフォーム工事の際に出た端材です。本来は捨てられていた部分ですが、子どもたちの手で木琴に生まれ変わりました。材料に端材を使用することで、SDGsに関心をもつきっかけになることも狙いとしました。

 まずKTCファシリティーズの職人が、ものづくりに関わる仕事として「設計士」と「施工職人」を園児たちに紹介。イラストやクイズを用いながら、どのような仕事なのかを説明しました。その後の木琴づくりは、子どもたちが好きな音板(木琴の演奏する盤面、鍵盤のこと)を選ぶところからスタート。職人と一緒に組み立てと装飾を行い、オリジナルの木琴を創作しました。当日は複数のメディアの取材が入りました。ページ下部のリンク欄に放送されたニュース動画のURLがあります。ご覧ください。

KTCファシリティーズ職人による「5歳児のハローワーク」
土台と音板を自由に組み合わせてオリジナルの木琴を作成

子どもたちは木琴づくりを通して「つくる喜び」を発見

 建築材料を触る体験やクイズを行ったことで、子どもたちは建物の材料に興味津々。自分の住む家や保育園に使われている素材がどんなものなのか、興味をもって職人に質問していました。また捨てられてしまうものでも再利用ができること、それが地球のためになることを知って驚いていました。
 園児たちが創った木琴は、”ド”の音板だけを集めたものや、音板が自由な音階で並んだもの等、個性さまざまなものが完成。「世界に一つだけの木琴」になりました。自分だけの木琴を叩き、木の音の違いに不思議そうな顔や驚いた表情をする子どももおり、園児たちの新しい表情が見られました。子どもたちにとって初めての楽器づくりの機会となり、身近な建物や楽器そのものに興味を広げ、「つくる喜び」を見つける体験となりました。

ものづくりを体験し、賞状を受け取る園児たち

KTCファシリティーズ社員 杉本知美さんコメント

―今回なぜ木琴づくりを行うことになったのですか。
 もともと施工で出る端材のロスが気になっており、再利用ができればと思っていました。アイン保育園とのコラボ計画を聞いたときに、この端材で木琴が作れないだろうかと思って提案しました。

―子どもたちにどのような「発見」をしてもらいたいと思っていましたか。

 私には甥っ子がいるのですが、日常的に「できない」「代わりにやって」と言われます。甥っ子に自発的に「やりたい!」と思って行動してもらうためには、”一人でもできる”と感じてもらうことが大切だと考えていました。そこで今回のイベントでは「自分でつくる体験」と「ものを作る楽しさ」を発見してもらいたいと思って、企画・運営していました。

―アイン保育園と連携してイベントを行った感想を教えてください。
 まずは端材が再利用されて木琴となり、それを楽しそうに奏でている子どもたちの姿を見られてよかったです。事前の想定より楽しんでくれました。集中して飾り付けや組み立てを行っている姿も見ることができ、新しい体験の提供ができたと思いました。
 今回のワークショップは、子どもたちに「職人・ものづくり」に興味をもってもらうきっかけにもなったと思います。子どもたちに誇れる大人になれるよう、今後の業務で改めて丁寧な仕事・工事を行うように努めたいです。

アイン保育園 5歳児クラス担任 櫻井洋美さんコメント

―ワークショップでの子どもたちの様子を教えてください。
 木材を使った本格的な制作をする機会はあまりないので、前日から楽しみにしてくれていた園児もいたようです。木琴で曲を演奏してくれたり、ドレミを教えてくれたり、楽しそうな表情がたくさん見られました。普段とは違う一面を見せてくれる園児もいました。
 SDGsについて、給食の残飯の話や絵本を使って伝えたことがありましたが、知識を深める機会は少ないので今回は良い機会になりました。

―KTCファシリティーズとイベントをして感じたことはありますか。
 保育士以外の方とコラボすることで、子どもの職業への興味につながる可能性を感じました。保護者の方の悩みの解決のサポートにもつながるのではないかと思いました。他の業種の方との交流で新しい視野を得ることや、違う運営の仕方を知ることができたのもよかったです。

アイン保育園の5歳児クラス担任の櫻井さん(左)とKTCファシリティーズ社員の杉本さん(右)
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